2016年度「宮崎医療生活協同組合」医療と介護計画

2016/04/13
2015年6月30日に開催した第26回通常総代会議

2015年6月30日に開催した第26回通常総代会議

2016年度がはじまりました。宮崎生協病院をはじめ4つのクリニック、17介護事業所が課題に取り組みます。組合員活動では班会や健康体操、健康チェックサポーター養成などに取り組みます。

宮崎医療生協の拠点 宮崎生協病院

宮崎医療生協の拠点 宮崎生協病院

2016年の「宮崎医療生活協同組合」のスローガン

2016年度は「協同の力で健康といのち輝く社会をつくる!」のスローガンのもとに重点課題を設定します。第一に宮崎生協病院の医療構想の審議と経営改善、第二にグループホーム・にじの樹の9床増床化(計18床)と介護事業の経営改善に取り組みます。第三に医師確保と医師養成、職員育成の課題を重点に取り組むこととします。第四に地域包括ケアへの対応に向け、医療・介護・組合員活動のあり方について検討を深め、連携の整備、組合員活動の地域での展開を具体化することとします。

病院・クリニックの医療活動

宮崎生協病院では今後の入院・外来機能のあり方など病院機能について議論を深めます。入院では包括ケア病床の導入を進めます。引き続き二四時間断らない入院・検査を実施し、他院所からの紹介を受け入れ「地域のベッド」としての役割を果たします。また関連医療機関・施設、介護事業所との連携を深めます。
外来では、引き続き「全身チェック・検査をする外来機能」「かかりやすい外来機能」を追求し、医療の質・満足度の向上を目指します。救急車の受け入れなど救急病院としての役割を果たし、健康診断受診の促進に取り組みます。また、臨床研修指定病院として医師養成の教育機能の充実を図り、質の高い医療サービスを効率的に行えるように機能を高めることとします。

2015年7月1日に開所した「ぎおんの家」

2015年7月1日に開所した「ぎおんの家」

介護事業と介護施設の充実

デイサービスではその人にふさわしいサービスの提供に努め利用者の満足度を高めます。家族や連携する事業所への広報を強め利用者の確保をすすめ、次年度から始まる自治体の総合事業への参画を検討し準備を進めます。訪問看護・訪問介護・居宅事業では「住み慣れた我が家で安心して生活したい」という利用者や家族の要望に応えサービスの質の向上、利用者の拡大に努めます。
地域密着型事業では関係する医療機関・事業所との連携を強化し利用者の安定的な受け入れをすすめます。またスタッフの力量を高め要介護三以上の受け入れを増やし自宅や施設での暮らしを支えます。2016年にはグループホーム・にじの樹の「増床化」を成功させるため、職員体制の整備と利用者の受け入れ(七月予定)をおこないます。

組合員活動

組合員の活動では地域包括ケアシステムのなかで、「いつまでも元気で長生き」の願いを実現できるよう医療生協の各支部が地域の中でその役割を果たしていきます。そのために健康チェックサポーター、脳いきいき班会や健康体操、笑いヨガなどのサポーター養成に取り組みます。また中学校区単位の支部づくりで地域に対応した医療生協の支部・班の活躍の場を追求していきます。地域で医療生協の役割を高めるなかで、仲間づくりや増資への取り組み、健康診断受診を促進します。引き続き憲法九条(平和)・二五条(生存権)を守らせ、脱原発や社会保障制度の充実を求める運動をすすめます。