2015年度「宮崎医療生活協同組合」の医療介護計画

2015/04/01

生協病院
2015年度がはじまりました。宮崎生協病院をはじめ4つのクリニック、介護事業所の課題に取り組みます。
組合員活動では、班会や健康体操などの普及、脱原発や社会保障制度の充実を求める運動をすすめます。

2015年度の宮崎医療生協のスローガン

2015年度は「協同の力で健康といのちを守る運動を広げよう」のスローガンのもとに重点課題を設定します。第五次五カ年計画の二年目として第一に宮崎生協病院の医療構想の審議、第二に介護事業の経営改善と小規模多機能ホームぎおんの家および高齢者共同住宅の開設をすすめます。第三に医師確保と医師養成、職員育成の課題を重点に取り組むこととします。第四に地域包括ケアへの対応に向け、医療・介護・組合員活動の総合的にシステムを検討し、整備を図ることとします。

病院・クリニックの医療活動を高める
宮崎生協病院では今後の入院・外来機能のあり方など病院機能について議論を深めます。入院では急性期医療の充実を進めます。引き続き二四時間断らない入院・検査を実施し、他院所からの紹介を受け入れ「地域のベッド」としての役割を果たします。また関連医療機関・施設、介護事業所との連携を深めます。
外来では、引き続き「全身チェック・検査をする外来医療」「かかりやすい外来医療」を追及し、医療の質・満足度の向上を目指します。救急車の受け入れなど救急病院としての役割を果たし、健康診断受診の促進に取り組みます。また、臨床研修指定病院として医師養成の教育機能の充実を図ります。病院医療機能評価を七月に受審し、病院の現状を客観的に捉える機会として質の高い医療サービスを効率的に行えるように業務改善を行います。
クリニックでは慢性疾患や生活習慣病で定期通院されている患者に全身管理を意識した治療計画を実施し、合併症やがんの早期発見・早期治療に努め、施設や自宅での在宅医療を支えます。引き続き支部・組合員と協同した医療生協らしい健康づくりをすすめます。

上棟式2

介護事業と介護施設の充実を図る
デイサービスではその人にふさわしいサービスの提供に努め利用者の満足度を高めます。和知川原ではパワーリハの機能を生かしたデイサービスを展開します。家族や居宅介護支援事業所向けの広報を強化し要介護三以上の受け入れを増やします。
訪問看護・訪問介護・居宅事業では「住み慣れた我が家で安心して生活したい」とういう利用者や家族の要望に応えサービスの質の向上、利用者の拡大に努めます。
地域密着型事業では地域包括センターや居宅事業所・医療機関との連携を強化し利用者の安定的な受け入れをすすめます。またスタッフの力量を高め要介護三以上の受け入れを増やし自宅や施設での暮らしを支えます。二〇一五年七月に開設を予定している小規模多機能ホームぎおんの家および高齢者共同住宅の事業を成功させるよう準備と利用者の受け入れを行います。

多彩な組合員活動をすすめる

組合員の活動では「いつまでも元気で長生き」の願いを実現できるよう脳いきいき班会や健康体操、笑いヨガ、さまざまなレクレーション活動の普及に取り組みます。また年三、四回の班会開催(指標班)をおこなう班を増やし、定期的な健康チェック、健康診断受診を促進します。同時に自主班会を促進するために「健康チェックサポーター」の育成、また担い手の育成をめざし「保健学校」などの開催を促進します。引き続き憲法と平和を守り、脱原発や社会保障制度の充実を求める運動をすすめます。

2015年度各支部総会の日程