西日本豪雨災害ボランティアに参加して

2018/09/19


 7月13日〜14日、西日本豪雨災害で被災した広島市東部にボランティア支援活動に行きました。被災した地区は私の出身地でしたので、支援要請が出るとすぐに宮崎医療生協の職員として参加しました。支援に入ったのは広島県安芸郡坂町小屋浦という地区(宮崎市で例えると青島・内海地区のような所)です。この地区は土砂崩れによって主要道路と鉄道が一週間分断され、支援に入った7月13日から、ようやく一部の道路が復旧した状況でした。
 現地は、地区を流れる川を中心に土砂で埋まっていました。私はこの地区の民家内に入り込んだ泥をシャベルですくう〝土砂撤去作業〞を行いました。泥は悪臭が凄まじく、3時間ほどの作業で6畳ほどのスペースを撤去するのがやっとでした。現地は報道されていた通りの35℃以上の気温で、脱水や体力の消耗が激しく、さらに猛暑・土埃・悪臭という苛酷な環境での作業でした。地区の住民の方は、避難所から通って自宅の片づけをしていますが、この終わりの見えない作業に「心が折れるのではないか」と思いました。
 現在、ニュースの報道は減りましたが、テレビに映る現地の様子は私が行った日とあまり変わっていません。まだまだ被災地は、支援の手を必要としています。宮崎医療生協は7月31日、日本医療福祉生活協同組合連合会と全日本民主医療機関連合会に9万円の義援金を送金しました。災害募金は、病院・クリニックでも受付しています。組合員の皆さま、ご支援ご協力をお願いします。(宮崎生協病院健診科 畠山大輔)