明けましておめでとうございます ~その壱~

2021/01/06

宮崎生協病院
院長 遠藤 豊

あけましておめでとうございます。当院は大島町に移転して18年が経過しました。昨年から新築の附属棟では、小児科、健診センター、透析施設が稼働しています。また院内改修も終え、内視鏡室、化学療法室、採血室、心臓リハビリ室、正面玄関の整備、拡充がはかられました。
この一年間は、COVID19感染症への対応で追われた年でした。発熱、肺炎患者さんの医療難民をださないように救急車の受け入れは千台を超え、PCR検査も積極的に行いました。この取り組みは、行政や消防隊からも高く評価されています。当初、未知の感染症に対する恐怖や不安がありましたが、コロナ対策会議を中心に、全職員の団結、奮闘の成果だと思います。
第3波の真っただ中ですが、この冬に向けて感染症への備えと、誰もが安心して病院に受診できるように門前プレハブでの発熱外来設置、救急室の増設、入院での陰圧隔離個室を整備しました。コロナも怖いが、ほかの病気も放置すると危険です。感染対策をして、しっかり、診察、検査や健診を受けましょう。
もともと十二支は植物が循環する様子を表しています。今年の丑は十二支の2番目で、子年に蒔いた種が芽を出して成長する時期とされています。丑年には、先を急がず目前のことを着実に進めることが将来の成功につながっていくといわれています。
現在の私たちを取り巻く状況は高齢化社会に向け、病床機能分化、地域医療ビジョン、地域包括ケアなど「入院から在宅へ」という国の政策がすすめられる中で病床、医療福祉の予算が削減され、国民皆保険制度の危機など患者さんにも医療機関にも非常に厳しいものがあります。それに未曽有のコロナ禍です。心身の健康を害したり、病院にかかれない人が増えるのではと懸念されます。
私たちの理念である「地域の願いに応え、誰もが安心してかかれる病院」を更に実現し、いつまでも住み続けられる街づくりに貢献し、今年も実りある収穫が得られる一年となるように、〝うし〞のように、忍耐強く、黙々と道を歩んでいきましょう。