宮崎県高齢者大会

2020/01/08

10月23日(水)、宮崎市民プラザで宮崎医療生協も加盟している『第18回宮崎県高齢者大会』が開催され、県内から約100名が参加しました。午前の部は「高岡地区乗合タクシー『高岡きずな号』の取り組み」「防災講座」「年金裁判とマクロ経済スライド」と、3つの分科会を行いました。
午後の部の記念講演は、「あや9条の会」世話人の森崎志津子氏が『9条改憲って何?〜知ってほしい本当のこと〜』でした。「日本国憲法の成立過程で、戦争の放棄を訴えた9条は、当時の幣原首相がGHQに提案したと言われます。大日本帝国憲法時代の日本は天皇主権、国民は天皇の家来で天皇・国家に絶対服従でした。第二次世界大戦で敗戦した日本は、ポツダム宣言を受諾し無条件降伏しました。GHQダグラスマッカーサー長官の指令で、連合国の命令を日本政府で執行する間接統治が進められました。マッカーサー長官は民主的憲法を日本政府へ指示しましたが、政府案は大日本帝国憲法とほとんど変わらないものでした」と、日本国憲法制定までのあゆみを語りました。

「知ってほしい本当のこと」
講演の後半では、「みんなの平和の願いが結実した日本国憲法が時代に合わないとして、自民党草案で変更されようとしています。安倍首相を特別顧問とする日本会議は、特権を持った支配層の人によって日本国憲法を大日本国憲法へと導いています。安倍政権は、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使、安全保障関連法、共謀罪など新しい法律を制定しました。世界は軍事同盟をなくして平和の共同体建設に向けて動いています。紛争は"話し合い・平和外交で解決する!"世界の流れへと向かっています。日本国憲法という宝を失わないよう、本当のことを伝えて行きましょう」と、呼びかけました。

(組織部 田中裕人)