宮崎生協病院付属棟建設事業はじまる

2018/09/05

宮崎生協病院は、これからも地域や組合員さんの思いに寄り添う活動を通して、医療生協の運動を広げます。
 第29回通常総代会にて宮崎生協病院附属棟建設・生協病院改修事業が承認されました。宮崎生協病院は、地域のくらしと健康の砦としての役割を果たし、今後もひきつづき組合員さんの要求に寄り添う医療や介護活動を通して、医療生協の運動を広げます。

宮崎生協病院と附属棟の完成イメージ

安心ネットワークの輪を広げ、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために
 宮崎生協病院は2002年4月、和知川原から大島町に新築移転しました。現在、124床の病院として幅広い診療圏を擁する地域にとってなくてはならない医療機能を果たしてきています。移転後16年が経過し、医療活動が発展・多様化するなかで、小児科・健診課・内視鏡室・心臓リハビリ室の不便さを指摘されています。
 いままで無かった腎内科・腎透析が新設されることで宮崎生協病院の医療の幅を広げ、透析の入院患者さまの受け入れにもつながり、地域の病院としての役割を発揮します。

2億円増資運動はじまる。ご協力をお願い致します。
 宮崎生協病院附属棟建設や院内改修事業は多額の資金が必要です。事業を支えるための2億円増資運動の取り組みは、
1. 宮崎生協病院の附属棟建設・院内改修で、事業の特色(小児科医療・心臓リハビリ・内視鏡・健診事業の拡充と透析施設・化学療法室の新設)を活かし、地域医療に貢献できる役割を構築させるための事業として年間1億円の増資運動を2年間取り組みます。
2. 一人当たりの出資金を現在の11,336円から15,000円を目指します。
3. 出資金増資参加者を年間5,000名、2年間で10,000名に取り組みます。
4. 仲間増やしは年間1,800名とします。
5. 2018年度は各事業所の出資金増資の合計を8,400万円、支部の合計1,600万円を目標に取り組みます。

付属棟建設協力のお願い
 社会保障費削減の流れの中で、病床の削減、介護保険の軽症者外しが現実のものとなって来ています。この中で宮崎の医療を守るには地域の医療・福祉機関との連携を取りながら対応することが、いつまでも住み続けられる宮崎を実現するためには避けられない時代になってきました。地域連携を重視する医療生協では、さらにかかりやすい外来、治療の幅を広げ、生活を取り戻すリハビリも重視する施設、そして健康を維持するための健診施設の充実を求める声が多く寄せられるようになりました。今年の総代会ではこの声に応えて、宮崎生協病院に増設、改築する計画を決めていただきました。今回は、大島町に移転新築以来の大掛かりな増設・改築となります。
 これからの医療生協の発展と地域医療の充実のために、皆様のご意見やご要望を聞かせていただき、よりよい増設・改築にと考えております。よろしくお願いします。

(宮崎医療生協理事長 日高明義)