宮崎生協病院付属棟 12月2日診療開始②

2019/11/20

付属棟開設に寄せて
宮崎生協病院は2002年4月に和知川原から現在のこの大島町に移転してまいりました。現在124床の病院として「地域の願いに応え、誰もが安心してかかれる」という理念の下に地域医療はもとより、組合員の皆さんの健康と医療に貢献し、医師やスタッフを育てる研修病院として、また憲法の示す平和と社会保障を守る病院として活動しております。
患者さん、職員の増加とともに施設が手狭になり、組合員さん、地域からの要請もあり、今年1月から北側駐車場に附属棟を建設着工し、完成間近です。1階が小児科、2階が健診センター、3階が人工透析室を予定しています。続いて現在の病院内部を改修して、内視鏡検査、心臓リハビリの拡充を図り、新たに化学療法室、採血室を設置します。
それにより組合員の皆さん、地域の皆さんがより利用しやすく、かかりやすい外来や健診、検査・治療がスムーズに流れるように一層の努力を続けて参ります。もうしばらく工事の関係で駐車場をはじめ、ご迷惑をおかけしますが、竣工を期待していただければと存じます。

院長 遠藤豊

これからの健康診断活動
健康診断科は新棟の2階に移転します。まず、スペースがこれまでより格段に広くなりますので、保険診療の患者さんと接することなく健康診断を受けていただくことができます。更衣室も設置され、検査着に着替えていただくことができるようになります。また、ワンフロアーになることで、待ち時間を減らすとともに、BGMや雑誌などで待ち時間をできるだけ快適に過ごしていただくよう改善します。さらに、心電図、胸部X線は健診科の中で実施することができるようになり、基本的な健康診断は他の場所に移動することなく検査を実施することができるようになります。
今後の課題としては、まず年々需要が高まる消化器内視鏡検査の拡大が緊急の課題です。幸い今回の改修によって内視鏡室が2部屋となりますので、徐々に要望にお応えできるようになると思います。また、腹部超音波や乳房超音波検査を拡大し、将来的には健診スペースでの実施を展望したいと思います。
皆さんのご要望にお応えできるよう少しずつ改善してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

健康診断科主任 小牟田貫