【小規模多機能ホーム・高齢者共同住宅】〝ぎおんの家〞便り

2017/11/01

●施設紹介
2015年7月、宮崎市祇園3丁目に開設したぎおんの家は、『1階が通い・泊まり・訪問サービスを受けられる小規模多機能ホーム(定員29名)』、『2階が入居施設で高齢者住宅(定員19名)』となっています。利用者さんの対象者は要介護1〜5の方で、24時間365日、必要にあわせたサービスが受けられます。職員は男性10名、女性14名の計24名で、元気に楽しく利用者さんの生活によりそい支援を行っています。食事は3名のスタッフが家庭的な味を大切に、まごころ込めた食事を提供しています。
一割負担の場合、月額11〜14万円です。

●一日の過ごし方
午前と午後に体操を。健康チェックや作業(計算、塗り絵、壁画、季節に合わせた作品作り)、身体を使ったレクリエーション、外出(買い物・散歩・ドライブなど)、年間を通しての行事、そして入浴やお昼寝などを行いながら、なるべくご本人のペースに合わせた生活が出来るように過ごしています。

●年間行事の様子
最近では、七夕会や夏祭り、敬老会などの行事を行いました。たくさんのボランティアさんによる余興やお手伝いをいただいています。また行事に合わせた食事は多くの利用者様が楽しみにされており、いつもと違った表情や言葉を口にされるので、職員もやりがいをもって取り組んでいます。

●組合員のみなさんと一丸になって
介護報酬改定のたびに報酬の引き下げが行われ、介護事業所の倒産もめずらしくない現状です。また介護職の人材不足や低賃金に関しては、大きな問題としてとりあげられています。2018年度も利用料の負担増をはじめ、様々な報酬の削減が予想されます。私たちはこの問題に真正面から向き合い医療生協の職員として情報を発信し、署名等への取り組みも積極的に行いながら、組合員のみなさんと一丸になって阻止していくために行動をともにできればと思います。

(ぎおんの家所長 河原健太)